ライ麦とは
ライ麦は、最近では健康食品として注目されるように
なってきました。
ライ麦は小麦とは違って、寒冷地でも育つ植物なのです。
また、痩せた土地でも育つため、小麦の育たないような
寒い北欧や北米でも栽培が可能です。
ライ麦も小麦と同じようにイネ科の植物に分類されます。
小麦よりも実の部分は細長くなっています。
ライ麦は、本来は小麦の育たないような土地でも
小麦に代わって育てられるようになった穀物なのです。
、
ライ麦粉には、小麦粉よりも、多くの食物繊維や
ビタミンB類が含まれています。
ビタミンB類としては、ビタミンB1、B2、B6、B12、
葉酸、パントテン酸などがあります。
ライ麦は、ビタミン類の中でも、特にビタミンB1とB2を
多く含んでいます。
日本で栽培されているライ麦は、ほとんどが飼料用として
使われています。
ライ麦パンと小麦パン
ライ麦パンはドイツパンあるいは黒パンとも呼ばれています。
普通のパンは小麦粉からつくられていて、グルテンが含まれて
いるため、ふんわりと膨らんだパンができあがります。
しかし、ライ麦にはグルテンが含まれていないため、
パンが膨らんだりしません。
ドイツでは、ほとんどのパンがライ麦でつくられているため
人によっては嫌う人もいます。
ライ麦は小麦に比べて水分の量が多いことから、ライ麦で
つくったパンの方が保存が長持ちします。
ライ麦で作られたパンは、少し抵抗感があるかもしれません。
これは、パンに酸味があるからです。
また、小麦粉パンのようなふんわりしたような食感は
ありません。
スーパーなどで販売されているライ麦パンには、100%
ライ麦を使用したものと小麦粉を一緒に混ぜたものなど
色々な種類があります。
ライ麦パンの効果
低くなっています。
このため、ダイエット中で糖質やカロリーを抑えるためには
ライ麦パンは最適な主食にもなります。
食後には、通常は血糖値が上昇するのですが、ライ麦パンの
場合は、この血糖値を抑える働きがあります。
同じ量を食べても、小麦よりも太りにくいという特徴があり、
太りにくいような体質にすることができます。
小麦に比べて、ライ麦は食物繊維が豊富なために、腸内環境が
向上することによる便秘解消の効果があります。
また、ライ麦には多種のビタミン類が含まれて、その中でも
ビタミンB1とB2は、疲労回復や美肌効果の働きがあります。
特に、ビタミンB1には、脳神経系を正常機能させる効果が
あるとも言われています。
さらに、ライ麦パンには野菜や果物と同じようにカリウムが
含まれています。
カリウムは一般的には、むくみ予防や高血圧、脳卒中、心臓病
の予防にもなります。
ライ麦パンでダイエット
必要もなくなります。
しかし、ダイエットのためとはいえ、ライ麦ばかりを毎日
食べているわけにはいきません。
ライ麦は硬いため、これを毎日の主食にするのは、
人によっては嫌気がさしてきます。
だから、ダイエットとしてライ麦を摂り入れる場合は
卵や肉などのタンパク質も一緒に摂ることをオススメします。
また、ライ麦は酸味をもっているため、これを打ち消すために
ジャムやバターを多く塗って食べるのもよいでしょう。
ライ麦パンは太りにくいという利点もありますが、
食べ過ぎないように注意した方がよいでしょう。
ライ麦パンは、ホームベーカリーなどで自前で作ることも
できるのですが、面倒なため、市販品を購入した方が
よいでしょう。
麦の種類
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