麦ごはんが健康に効果がある

玄米と大麦





玄米は主に不溶性食物繊維を多く含んでいて、大麦は
水溶性食物繊維を多く含んでいます。

水溶性食物繊維は、水に溶けて便をやわらかく
するため、便秘解消になります。

水溶性食物繊維は、腸内の善玉菌を増やして
腸内環境を整える働きがあります。

また、体内の余分な糖分やコレステロールや発ガン物質を
体内から取り除いてくれます。

玄米は、不溶性食物繊維が多く含まれているのですが、
大麦には、それよりもさらに1.5も含まれているのです。

大麦は、水溶性と不溶性の食物繊維の両方が調和をもって
含まれていることになります。

このことから考えると、玄米よりも大麦を食べた方がよいと
思われるかもしれません。

しかし、大麦の場合は白米と一緒に混ぜて食べることに
なります。白米抜きで大麦だけというわけにはいきません。

これに比べ、玄米の場合は、白ごはんと置き換えることも
できます。つまり、白米抜きの玄米だけということです。



水溶性と不溶性の食物繊維


ここで、水溶性と不溶性の食物繊維の含まれる割合を
玄米と大麦で比較してみます。

●大麦100gに対して含まれている食物繊維

 水溶性:6g   不溶性:3.6g

●玄米100gに対して含まれている食物繊維

 水溶性:0.7g   不溶性:2.3g

水溶性と不溶性のいづれの食物繊維も大麦の方が
玄米よりも多く含まれていることがわかります。

とはいえ、玄米には白米の8倍もの食物繊維が
含まれているのです。



豊富なビタミンン類





玄米の胚芽やぬかの中には、ビタミンB1、B2,B6
ニコチン酸、パテントンなどが含まれています。

これらのビタミン類は、人間の身体には絶対に
欠かすことのできない栄養素です。

いかに多くの炭水化物を摂取しても、ビタミンBが
不足すると、病気にかかりやすくなったり、疲れやすく
なったりします。

玄米に多く含まれているビタミンB1は、糖質代謝を
活性化させる働きがあります。

だから、大麦と玄米の両方の効果を引き出すためにも
玄米と大麦を混ぜた麦ごはんも調和がとれます。

ただし、玄米の場合は、水に浸しておく時間が長くて、
しかも、炊飯器によっては調理加減が異なるため
面倒になります。

これとは別に玄米を使わずに、白米に麦ごはんを混ぜて
炊く場合は簡単にできます。



発芽玄米




玄米単独のものとは別に、玄米をわづかに発芽させた
ものに発芽玄米というものがあります。

発芽玄米には、食物繊維の他に、ビタミンE、カルシウム、
マグネシウムなどのミネラルが含まれています。

さらに、白米には含まれていないギャバ(GABA)も
豊富に含まれています。


だから、発芽玄米は、通常の玄米よりもさらに栄養的には
高いものになります。



麦の種類

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