麦ごはんが健康に効果がある

麦ごはんの歴史





すでに、弥生時代の頃の土器に付着した大麦が発見されています。
このことから、弥生時代の農耕生活において、大麦は重要な作物で
あったと考えられます。

奈良時代には、大麦は広い範囲で栽培されるようになりました。

平安時代になると、白米と大麦を混ぜて食べられるようにり、
これが麦ごはんの始まりです。

戦国時代において、徳川家康は若い頃から健康には気を配り、
麦ごはんが健康によいことを知っていました。

徳川家康は、麦ごはんが胃腸を整えるなどの効用があることを
理解していたようです。

日露戦争において、脚気によって多くの兵士が死亡しました。
その原因が兵士の栄養障害によるものだとわかりました。

そこで、麦ごはんを食事に取り入れるようにしたら、兵士が
良好な健康状態になってなってきたと言われています。






日本人は、以前には、雑穀を白米に混ぜて食べていました。

白米だけを食べるようになったのは終戦後数年がたってから
だと言われています。

米の乏しい畑作地帯においては、クリなどの雑穀を米に加えて
主食としていました。

また、ごはんに白米を全く加えなくて、大麦と雑穀とのみで
作られた麦ごはんも、昔はあったのです。

以前には、麦ごはんも大麦の配合が多くて、現在の麦ごはんよりも
はるかに臭くなっていたので、当時は、白米の方が好まれていました。

当時は、ごはんの見かけの量をできるだけ増やすために、大麦を
取り入れていたのです。

明治・大正時代までは、白米をごはんに含まずに、大麦のみの
麦ごはんもありました。

以前の首相であった池田勇人は、貧乏人は麦飯を食べるべしと
言い切っていました。

ところが、現在では、食物繊維が豊富で、健康食品やダイエットでも
効果がとして見直されるようになったのです。

麦ごはんは、ただ健康食品としてのみではなく、つぶつぶした舌の感触と
香ばしい味で好まれるようになりました。



麦ごはん

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