食物繊維の種類
食物繊維は、『炭水化物の中の多糖類で、小腸で消化
できないもの』のことです。
食物繊維は大きく分けて水に溶ける水溶性と水に溶け
にくい不溶性の2種類があり、それぞれに異なる特徴
があります。
●可溶性食物繊維(水溶性食物繊維):
この種類の食物繊維は水に溶けやすく、消化管内で水と
結合してゲル状の物質を形成します。
主に果物、野菜、穀物などに含まれています。
可溶性食物繊維は血糖値の上昇を抑えたり、
コレステロールを下げるのに役立つとされています。
●不溶性食物繊維(水不溶性食物繊維):
この種類の食物繊維は水に溶けにくく、消化管を通過
する際に水を吸収し、便のかさを増やして腸の運動を
促進します。
穀物の外皮、野菜のセルロース、果物の皮などに多く
含まれています。
不溶性食物繊維は便通を改善し、便秘を予防するのに
役立ちます。
●水溶性食物繊維は水に溶け、ゲル状の物質を形成
します。
これにより、次のような効果が生じます。
・コレステロール値を下げる
・血糖値を下げる
・満腹感を増して体重を減らす
●水溶性食物繊維を含む食品には次のようなものが
あります。
野菜、果物、豆類、穀物、ナッツ類、種子
●不溶性食物繊維の場合は水に溶けず。次の効果が
あります。
・大腸を健康に保つ
・便を柔らかくし、排便を容易にする
・便の量を増やす
これらの食物繊維は、バランスの取れた食事に含める
ことが重要です。
健康的な食生活を送るためには、さまざまな種類の
食物繊維を摂取することが重要です。
成人の 1 日あたりの推奨食物繊維摂取量は、男性で
38 グラム、女性で 25 グラムです。
麦ごはん
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